2023.04.25
【独立開業STORY】鍼灸マッサージサロン/yukiさん(31歳)

オアスパで独立開業を実現された、サロンオーナー様それぞれの ”物語” をご紹介します。
自己紹介をお願いします
鍼灸マッサージサロン『le;set(リセット)』を運営しています。
鍼灸の道に進むきっかけは、学生時代にあります。小学校1年生から大学卒業まで水泳に打ち込んできました。高校・大学時代は日本選手権にも出場して、水泳一色の生活でした。
そのため自分の身体に向き合う機会が多かったんですね。当時、身体のケアやメンテナンスでお世話になっていた整骨院の先生の影響もあって、患者さんを直接サポートする「相手の顔が見える仕事」に魅力を感じ、大学卒業後、鍼灸の専門学校へ入学しました。
専門学校は高校を卒業したばかりの方から、セカンドキャリアに向けて学びに来ている方など、10代から60代くらいまで、様々な年齢の方がいらっしゃって・・・色々な価値観に触れられたので、刺激がありましたし、面白い環境でした。学ぶことは多かったので苦労もありましたが、『これがやりたかったんだ!』とまさに充実した3年間を送りました。
その後、鍼灸師として専門サロンに就職し、店長も経験されたそうですね
専門学校で学び国家資格を取得しまして、卒業後は都内の鍼灸マッサージサロンに就職しました。2年目にして店長を務めることになり、鍼灸だけではなく人間力も高められる沢山の経験をさせていただきました。その経験が今の自分の施術に活きているなと感じています。
一方、プライベートで変化がありまして、妊娠・出産を機に、出勤形態を変えざるを得なくなったんですね。店のオープン時間よりも前に出勤して、人事などバックオフィスの業務も担いながら、午後早めの時間に施術のシフトに入るようにして・・・と工夫していたんですが、スタッフの退職も重なって、いよいよ業務量が過多になって精神的にも追い込まれてしまったんです。6年ほど務め、お客様にも恵まれていたので、とても悩みましたが、大好きなこの施術業をこれから先も続けていくために一度休養が必要だと考え、退職することにしました。
サロン退職後、独立までは葛藤があったそうですが・・・
仕事を休んでいる間に、どのように社会復帰するかは、とても悩んでいましたね。独立する手段はいろいろあるけれど、個人としてブランドが確立できるのかどうか、ワーキングマザーとして両立できるだろうか・・・など、葛藤していました。でも、忙しくてもこの仕事が好きでしたし、もっと自分らしくお客様の内面に向き合うサービスを提供していけたら・・・という思いもあって。
ある時、自分が仕事をしながら無理をしたり、我慢をしたりしてきたことも、糧に出来るのではないかと思ったんです。お客様は、鍼灸の施術で、肩こりなど痛みを解消されたい方が多いわけですが、それ以前に肩こりの原因になる理由があるんですよね。
施術中にお話を聞いたり、内面に向き合うと、やはりお客様も何か無理や我慢をしていることがあって。そういうことに気づけるだけでも、お客様自身の気持ちも軽くなるし、次のアクションが見えて視野が広がっていく。
そういったサロンのビジョンが見えて、独立する決意が持てました。そして何より私の施術を心待ちにしてくださる方が本当にたくさんいらっしゃって、とても背中を押していただきました。

オアスパで独立に至った経緯を教えて下さい
時間と費用の面を考慮して「レンタルサロン」で営業を始めてみようと思っていました。
渋谷近辺で探していたんですが、雑居ビルのような場所が多くて、なかなか決めきれなかったんです。レンタルサロンを探し続けているうちに、Instagram広告でオアスパのレンタルサロンを知って、すぐに連絡を取って見学に行きました。
伺ってみたら、懸念していた雑居ビル感もないし、個室内の設備もしっかりしていて・・・特にオアスパは全室で電動ベッドがデフォルト設置してあるということで、とても魅力に感じました。前職のサロンで電動ベッドを利用していて、その利便性を実感していたので、私にとっては外せない条件だったんですよね。
yukiさんはオアスパの「スポット利用」プランから営業を始められたんですよね?
はい、初月は「スポット利用」プランで営業をスタートしました。1つの個室を時間単位で利用できるプランです。元々、私を指名してくださっていたお客様はいたんですが、職場が変わって独立したら、前職のようにお店のブランドはないわけですから、本当にお客様が来てくださるのか未知数でした。
実際に営業をスタートしたら、想定していたよりも多くの方が来てくださって、更に背中を押してもらったような気持ちでした。お客様からも立地やお部屋の雰囲気も好評で、オアスパでスタートして良かったなと改めて思いました。

そして「スポット利用」から「シェアマッチング」にプランをご変更されましたが、こちらの経緯を教えていただけますでしょうか
先ほどお話したように、思ったよりもお客様が来てくださったので、もっと皆さんにゆっくりおもてなしができる環境にしたい!という気持ちが強くなりました。スポット利用だと、準備の時間を含めてチャージされているので、時間に制限があるなと思いまして・・・やはり、整った空間も含め施術だと思うんです。
ですので、準備の時間もしっかり取って、万全の状態でお客様をおもてなしするために、1室を2名で利用できる(各人半月(15日間)ずつ営業できる)「シェアマッチング」プランに切り替えた方がいいなと思い、オアスパさんに相談して、プラン移行しました。
ちなみにマッチングはオアスパさんが全面的にフォローアップしてくれました。3者面談を経て、マッチングが成立してから、どんな感じで営業しているかというと、お互い「週3日は曜日固定」にして、「残り1日は隔週で利用日を決める」といったような運用方法で、シェア利用をしています。曜日固定にしているので、お客様への周知もしやすいのがいいですね。
オアスパで営業開始して「良かったこと」は?
シェアプランに切り替えてからは、個室が専用利用できて、準備に余裕ができたこと、それによって私生活の時間もコントロールしやすくなりました。あわただしく準備をして部屋を出る時間を頭にいれながらお見送りをするのは本当に心苦しかったので、いつもどこかに余裕がありながら仕事ができるようになりました。そのおかげで子供との時間やプライベートの時間をより楽しむことができるようになった気がします。
仕事に比重がかかりすぎるのは、今の私にとっては目指すところではなく、自分のペースで、思い描いたサービスを提供することで、枠にとらわれない「yukiらしい働き方」をオアスパで実現できました。改めてこの仕事が好きだと実感することもできました。
施術者として自分が満たされていることがいかに重要かにも気づかされました。自分が満たされていないと、お客様にもエネルギーをお渡しできないんですよね。
それでは逆に、オアスパで営業開始して「苦労したこと」はありますか?また今後オアスパに期待することがあれば教えてください
オアスパで営業を開始して、まだ3か月ほどですが、今時点ではありがたいことに沢山の方にきていただいて毎日毎月背中を押していただいています。
以前の私のように悩んでいる方、今をよりよく過ごしたい方々に少しずつ広めて届けていくことが、今私を応援して支えてくださる方々への恩返しになるんではないかと思います。これからも色んな壁にぶつかることはあると思いますが『続ける』ことが、何よりも感謝の気持ちに繋がるのではないかなと私は思います。
オアスパは設備も申し分ないですし、私にとっては使いやすいレンタルサロンに出会えたと思っています。強いて期待することでいうと、都内の中心部に店舗が集中しているので、もう少し郊外にも増えてもらえると、営業地域の選択肢の幅が広がるのかなと思っています。ぜひ吉祥寺方面にも店舗が出来ると嬉しいです!!(笑)

サロンオーナーとして今後の目標を教えてください
鍼灸師として7年目、まだまだ発展途上だと思っています。オアスパで独立の一歩を踏み出してチャレンジができたので、もっと自分の可能性を広げて、成長し続けていきたいです。
『yuki』にしかできないこと、唯一無二の施術を試行錯誤しながら創り上げていきたいです。le;setに来てくださる方々がそれぞれの人生をもっともっと楽しめるようなお手伝いできれば嬉しいです。
「le;setでリセット!」そんな風に思ってくれたら幸せだなと。
さいごに、サロンのおすすめメニューの告知をお願いします
「鍼って痛い」というイメージを持ってる方々は多いと思います。le;setではその思いを払拭したいので「刺すけど痛くない鍼」を目指しています。
初めての方はお悩みの原因を色んな角度から診ていく鍼、マッサージ、ストレッチ、美容鍼を組み合わせる全身オールケア90分のコースがおすすめです。
鍼を受けたことがない方も、受けたことがあるけど鍼灸は合わないと思ってる方もぜひ一度le;setの鍼灸を受けてみてください!
yukiさんのサロン情報はこちら
サロン名 |
鍼灸マッサージ「 le;set 」 |
入居中の店舗 |
OASIS RESORT SPA 恵比寿店 |
ご契約開始年 |
2023年1月~ |
サロン職種 |
鍼灸マッサージサロン |
オーナー情報 |
yuki 大学まで競泳選手として活動。その後『相手のお顔が見える仕事がしたい』と思い鍼灸専門学校へ入学。卒業と同時に恵比寿の鍼灸マッサージサロンへ入社。2年目から店長を任され店舗運営、経理などに従事。その後妊娠し、産休育休を取り社内で初めて産後復帰を果たす。 復帰後は新たに人事としても仕事の幅を広げて採用育成を担当するも社内初のワーママとして奮闘するも勤務体系などママとしての働き方を変えて次のステップへと思い充電期間を経てフリーランス鍼灸師として恵比寿と吉祥寺を拠点に活動中。 |
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