2020.10.30
コンサルは入れたほうがいい?気になるサロンコンサルティングの中身とは?
「開業するなら、コンサルはつけたほうがいいですか?」
はじめての開業の方によくある質問です。
サロンコンサルの内容って?
サロン業界では、オーナーさんが施術者であり特別な経営知識を持っていないことが多いため、開業時にプロのコンサルタントをお願いすることもよくあります。
コンサルタントとは簡単に言うと、事業の運営方法などにテクニカルなアドバイスを行い、経営がうまくいくよう継続的にサポートする人のことです。
ですから、サロンのコンサルティングとなるとコンセプトやメニューの設計といったブランディング的要素から、数字面での具体的事業計画についてのアドバイス、さらに踏み込んでやってもらえる方だと技術面・接客面、スタッフがいる場合はチームビルディングや教育までフォローしてくれることもあります。
通常のコンサルさんというと、「経営コンサル」というイメージがあるように、「経営」と強く結びついており最初の資金繰りから事業計画、開業や法人化の書類周りのサポートといった数字や書類を管理ツールから整えてもらえるような印象が強いと思います。
しかし美容業界のサロンコンサルの場合、経営がうまくいくために必要なのはむしろ美容業界の専門的な知見のほうです。
サロン経営を成功に導けるコンサルとは、経営テクニックのいろはよりも、時代に合ったブランディングやプロモーションの提案はもちろんのこと、
技術者の力を総合的に見極めることができる力が何より大切です。
コンサルタントの選び方のポイント
ただし、プロのコンサルタントといえども会社や個人によって、各々の得意分野というものがあることは覚えておきましょう。
探す側も、コンサル会社や担当コンサルタントさんの過去の実績例などをしっかり調べたうえで、
自分がコンサルティングしてもらいたいと思っている分野が何なのか?
=何をフォローしてほしいのか、という点を自分自身でも明確にしておくことが大切です。
たとえばリピーターの少なさやクロージングが苦手という課題を持っていれば「技術面」「接遇面」などの知見を持っているであろう元技術者のコンサルさんが合っていますし、
逆に技術は自分自身で確立できているがSNSなどでの集客が初めてで不安という方なら、マーケティングやWEB集客に特化したコンサルさんを選ぶと良いと思います。
最近は「コンサルティング」といってもサービスの中身自体が細分化されているので、
内容によってはコンサルと言わずに
・マインドセット、コーチング
・ブランディング
・WEBマーケティング(SEO)
・SNS集客
などそれぞれに特化した個別セミナー形式のものも多くあります。
自分の苦手分野や課題がはっきりしている方なら、まずはこういった部分的なものから勉強としてトライしてみるのもおすすめです。
よくある失敗談としては、実績のあるそれなりの金額のコンサルタントを頼んだのに、美容業界の知見のある方ではなかったため具体的に欲しいアドバイスはもらえず、方向性が違いすぎて途中で解約した、などという話です。
もちろん、はじめての法人化などで経営テクニック上のアドバイスを必要としているならば必ずしも美容業界の専門でなくてもいいのですが、
ある程度継続的に、事業のパートナーだと思ってしっかり並走してもらうなら、業界の知見が必要であることは言うまでもありません。
サロンコンサルをお願いするなら、
◎自分が何をフォローしてほしいのかを明確にしておき、実績などから得意分野を見極めて選ぶ
◎自分でも勉強できることは勉強しておく
◎出来れば自分の業種業界に近い知見を持っているコンサルさんを選ぶ
この3つは最低限覚えておきましょう。
さらに、コンサルティング料金が、出したい結果に対して的確であるかどうかもしっかり見極めたいですね。
オアスパの開業サポートはこちら
この記事をシェアする!