2020.11.03
【2021年版】探す前に知っておきたい、シェアサロンの選び方
別の記事にも書いた通りはじめての独立の際にはシェアサロンでのスタートをおすすめしていますが、
ではシェアサロンを探す時のポイントはあるのでしょうか。
まずは言葉の意味から探ってみたいと思います。
スペースをシェアするという考え方
サロン業界以前にビジネスシーンについては数年前からコワーキング化・レンタルオフィス化が加速しており、記憶に新しいWe work(全世界37ヶ国140都市700ヶ所以上の地域でフレキシブルオフィスを提供・運営する、アメリカに本社を置く企業)の日本参入は一気にコワーキングスペースの国内での認知を高めました。
最近は特にコロナの影響もあいまって、リモートワーク推奨や、オフィスをクローズするという動きも増えたことによりますますレンタルオフィスのシェアは広がっています。
これを背景に、サロン業界用のスペース「レンタルサロン」「シェアサロン」も少しずつではありますが認知を拡げており、都内のみならず地方都市部にも増えてきています。
一般的には、
・シェアサロン…美容師向けに鏡付きのカット面、シャンプー台などが供えられたオープンスペースの施術空間。
・レンタルサロン…エステ、ネイルなどの施術を行うことを目的とした、顧客ごとに仕切られた空間。
このようなイメージがあると思います。
ですが実際には正確な定義が存在するわけではなく、オアスパでは完全個室の中でそれぞれ営業する店舗が集まった1拠点のことを「シェアサロン」と呼んでいます。玄関、化粧室など共用部分はありながらも、1室1室は独立した専用スペースで住所もそれぞれに利用していることから「シェアハウス」と同義と捉えています。
「シェアサロン」「レンタルサロン」の違い
この二つの言葉に日本語として明確な違いの認知はありませんが、私たちオアスパでの使い方として言うなら
1つ1つの施術スペースは独立した別々のお店で、共用部分が存在するのがシェアサロン
1つの同じ施術スペースを複数の人が時間で区切って借りることによって一時的に占有し営業できるのがレンタルサロン
こんなイメージです。
この定義でいくと、スペースを選ぶときは自分がどんな使い方をしたいのかを軸に選ぶのが良いと思います。
たとえば、持ち運びの難しい大きなマシーンを使う施術や、月間の営業日が多いようなら専用スペースが無いと難しいでしょう。
逆に、遠方から通ってきて月に数回使うというような場合は、使いたい時だけを借りるほうが望ましいですね。
この場合は、極力荷物を少なく・経費を削減するためにも「タオル」「使い捨てシーツ」「お水」などどの程度のものがレンタルスペースで使用可能か、有料/無料の区別などを確認しておくと良いでしょう。
また、施術の種類によってはシャワールームが必要だったり、電動ベッドでないと十分な施術が出来なかったりということもあるので下調べが必要です。
ターゲットや単価によっても選び方は変わる
シェアサロンを選ぶとき、自分が使いやすいかどうかは勿論ですが、最終的には『お客様』が来やすいか・過ごしやすいかが最も重要です。
そのため、お客様がどこから来るのか?
その地域を良く知っている方なのか、それとも遠方から地図を見てこられるのか?
などによって求める立地も変わってきます。
例えば遠方から都内に集客しているのであれば、ターミナル駅から簡単に歩いてこられる場所が良いですし、
また隠れ家的なコンセプトで都内のお客様を集客するのであれば、少し駅から歩くとしても、喧騒から離れた静かで安心感のある環境が望ましいですね。
もちろん、レンタル料金が自分のサービス料金と比較して十分に利益が取れる設定であることも重要です。
安さ基準だけで選べば、狭い、キレイとは言えない環境ではお客様に対して満足感を与えられないことも考えられますし、逆に自分の客単価が低い場合はそれ以上に高いレンタル代では利益が得られません。
このあたりもよく考慮してバランスを考えておくべきでしょう。
オアシスリゾートスパのシェアサロン店舗情報はこちらから
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